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  推薦文一覧 (H24年度)
  1-1.推薦者: 生島 浩

子どものリスクとレジリエンス: 子どもの力を活かす援助
   マーク・W・フレイザー編著 ; 門永朋子, 岩間伸之, 山縣文治訳 -- ミネルヴァ書房 , 2009. ...OPAC確認

請求番号:369.4/F45k

先生からの推薦文
 
貧困,虐待,学校での不適応,障害,自殺といった危機的な状況に置かれ ながらもたくましく生き抜く子どもたちの力を活かす援助方策を示す本書は, リスクに対処すべき福島大学の学生に必読文献として推薦する。 
 
  1-2~1-4.推薦者: 生島 浩

若者の現在 労働・政治・文化
   小谷敏 [ほか] 編 -- 日本図書センター , 2010.-2012. ...OPAC確認

請求番号: 367.6/H84r    (労働)
312.1/Ku84s (政治)
361.5/Ki62b  (文化)

先生からの推薦文
 
労働・政治・文化の3つの視点から,社会学・教育学・政治学などの研究 者び加え,フリーライター・活動家など多彩な執筆陣による「若者の現在」 を捉え直した本書を,ぜひ,若者自身に読んでもらいたい。 
 
  1-5.推薦者: 飯嶋 良太

英語多読完全ブックガイド: めざせ!1000万語: 多読におすすめの洋書、約一万三千冊のデータを紹介! = The complete book guide for extensive reading
   古川昭夫, 神田みなみ編著 ; 黛道子 [ほか] 著 [改訂第3版] -- コスモピア , 2010. ...OPAC確認

請求番号:830.7/F93e

先生からの推薦文
 
英語で悩んでいる人、長期的な取り組みとして英語の本を読める様になりたい人、趣味として英語の輸入書籍を読みたい人などに最適のカタログ。 
 
  3-1.推薦者: 神子 博昭

息のブランコ
   ヘルタ・ミュラー著 ; 山本浩司訳 -- 三修社 , 2011. ...OPAC確認

請求番号:943/Mu29i

先生からの推薦文
 <<飢えの現象学>>  20世紀は強制収容所の世紀であり、またそれを記録した世紀でもありました。フランクル『夜と霧』、 ソルジェニーツィン『収容所群島』などがすぐ皆さんの頭に思いうかぶでしょう。シベリア抑留から 生まれた石原吉郎の痛々しい詩や回想も忘れられません。  これは小説です。ヘルタ・ミュラー自身は収容所の経験はありません。彼女は戦後ルーマニアに残留 したドイツ人家庭に生まれました。ソ連軍は自国の復興のため、その地のドイツ人、とくに若者をロシア に連行し、強制労働に従事させました。その経験の聞きとりをもとに、彼女は小説を作りあげたのです。 事実の重みに、どれだけ虚構のことばがつりあえるか。彼女は収容所の体験を飢えという一点にしぼります。 ここには「息のブランコ」「申告草」「ハートのシャベル」「飢餓天使」などという奇妙な造語がいくつも 埋めこまれています。それらは、いわば読むひとの口のなかで、味気ない砂にまじった礫のように、硬く きしんだ音をたてるのです。
 
  3-2.推薦者: 佐野 敦至

ふかいことをおもしろく: 創作の原点
  井上ひさし著 -- PHP研究所 , 2011. ...OPAC確認

請求番号:910.26/I57f

先生からの推薦文
 井上ひさしという作家は遅筆堂と綽名され、脚本が間に合わずに芝居の公演がキャンセルされることも 一度や二度ではない。また家庭内暴力で奥さんに逃げられたという噂もあるなど、あまり褒められたもの ではない。にもかかわらず、この作家には大変な魅力を感じる。われわれから見れば決して幸せとはいえ ないような環境で育ちながらその経験をもとに、さらりと面白おかしく話を作り上げてしまうのだが、 よく読めばそこには「ふかーい、ふかーい」意味があるのだと思う。作家がインタビューにこたえて自ら の創作の原点を語った本書はそれ自体読む価値があるし、これをきっかけに氏が遺してくれた膨大な数の 作品を手に取ってくれれば、推薦者として嬉しく思う。
 
  3-7.推薦者: 沼田 大輔

環境ビジネスと政策: ケーススタディで学ぶ環境経営
   馬奈木俊介, 豊澄智己著 -- 昭和堂 , 2012. ...OPAC確認

請求番号:519.1/Ma43k

先生からの推薦文
 日本・世界は、気候変動をはじめとする環境問題を克服するために、環境負荷を大幅に削減することが求められている。 そして、政策もこのような方向に動きつつある。このことは、環境負荷を削減する技術や製品・サービスに大きな需要 が生まれうることから、企業にとってはビジネスチャンスでもある。本書は、この環境政策とビジネスの関わりを、様々な企業の例を取り上げながら、描き出している。取り上げられて いる事例は、エコカー、再生可能エネルギー、ペットボトル、携帯電話、間伐材を使った割り箸など幅広く、そして、 いずれの例もユニークで示唆に富むものばかりである。大学生の皆さんには、本書を通じて、環境政策と環境ビジネスのダイナミズムに触れた上で、社会に出てほしい。
 
  3-10.推薦者: 沼田 大輔

グッズとバッズの経済学: 循環型社会の基本原理
   細田衛士著 [第2版] -- 東洋経済新報社 , 2012. ...OPAC確認

請求番号:518.5/H93g

先生からの推薦文
 本書の初版は1999年に刊行され、経済学で言う財(goods)と対比させる形で、廃棄物をバッズ(bads)と捉え 、経済学の切り口で、理論や制度の話を適度に取り入れながら、経済学を学んだことがない人にも分かりやすい 語り口で書きあげられていた。かく言う私は、大学生のときにこの本に出会い、廃棄物を経済学の観点から 考える研究、そして、環境経済学に踏み出すきっかけを、この本は与えてくれた。初版から10年以上が経ち、制度等もさまざまに変化してきている。第2版は、初版のコンセプトを維持しつつ、 制度や現場の新しい変化等に対応したものとして改訂されている。本書を通じて、バッズの切り口で経済学を活用 して廃棄物問題にアプローチすることで、環境経済学の面白さを知ってほしい。
 
  4-1.推薦者: 大山 大

物理化学要論
   Peter Atkins, Julio de Paula [著] ; 千原秀昭, 稲葉章訳 [第5版] -- 東京化学同人 , 2012. ...OPAC確認

請求番号:431/A94b

先生からの推薦文
 
本書は、名著「アトキンス物理化学(上・下)」の内容をコンパクトにまとめた教科書である。 物理化学の基本原理をわかりやすく解説してあると同時に、様々な分野への応用例も示されている。 この版からカラーとなり、学習する者にとって理解しやすくなった。
 
  4-2.推薦者: 大山 大

ハウス無機化学 (上・下)
   James E.House著 ; 山下正廣, 塩谷光彦, 石川直人訳 -- 東京化学同人 , 2012. ...OPAC確認

請求番号:435/H96h/1 (上)
435/H96h/2 (下)

先生からの推薦文
 
本書は、無機化学の基本原理、元素の化学から配位化合物の化学まで、現代の無機化学を網羅した 標準的教科書である。基礎から最先端のトピックスまでを解説してある。
 
  4-4.推薦者: 三浦 一之

Cによるアルゴリズムとデータ構造
   茨木俊秀著 -- 昭晃堂 , 1999....OPAC確認

請求番号:007.6/I11c

先生からの推薦文
 
”良い”プログラムを作成するためには、効率の良いアルゴリズムと最適なデータ構造の 組み合わせが必須となります。この本はアルゴリズムの解説とともに、データ構造に工夫 がされたC言語のプログラムのソースコードが多数掲載されており、上級なプログラミング のテクニックを学ぶことができます。
 
  4-5.推薦者: 三浦 一之

離散数学
   斎藤伸自, 西関隆夫, 千葉則茂著 -- 朝倉書店 , 1989....OPAC確認

請求番号:410/Sa25r

先生からの推薦文
 
情報工学や情報科学の分野では、離散的な事柄を取り扱うことが多くなり、応用数学として 離散数学の重要性が増してきています。この本では集合論、組み合わせ論、グラフ理論などの トピックスを中心に、離散数学のおもしろさを勉強することができます。