福島大学附属図書館報 『書燈』 No.28(2002.4.1)

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図書館新システムの紹介
学術情報係

 平成14年1月に図書館電算機が更新され、図書館サービスは新しいシステムで運用されています。

 新システムはSun Microsystems社Ultraシリーズのサーバ2台と業務用・利用者用端末Windows2000で構成されています。また、図書館パッケージソフトは、伊藤忠テクノサイエンス株式会社のNeoCILIUS(ネオシリウス)というもので、特徴は、①国立情報学研究所新CAT/ILLに対応していること②ハングル文字・中国簡体字等の多言語処理が可能であることがあげられます。図書館の扱う言語は日本語および欧米緒言語が中心ですが、これからの図書館を考えるとき世界の多様な言語の処理を可能とするシステムは必須の条件となります。また、利用者の皆さんに直接かかわるものとして従来から提供してきましたネットワーク経由でのOPAC(蔵書検索)があります。旧システムに比べ機能が強化されるとともにスピードもアップしています。

 主な機能強化点は以下のとおりです。

1.全文検索機能………タイトル、著者、出版社等の書誌事項に含まれている語句であればどこにあっても検索可能。

2.ワード検索……一つの入力欄に複数の検索語をスペースで区切り入力すれば自動的にAND検索になります。

3.分類検索………分類番号がわからなくても探したい分野を言葉で指定することができます。

4.検索履歴………ログイン中の検索履歴が保存されていますから、前に行った検索結果同士のANDやOR検索ができます。

 また、担当係への資料購入依頼、文献複写依頼も従来どおりネットワーク経由で可能です。利用にあたっては注意事項がいくつかありますので各画面の説明およびマニュアルをご覧ください。

 

 

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